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お知らせ

院長就任のご挨拶 (亀田総合病院長 亀田俊明) 2020/08/25

亀田総合病院長
亀田 俊明

この度、亀田総合病院の院長職を拝命いたしました亀田俊明です。

30年にわたり病院を主導してきた信介先生からの引き継ぎということに加え、新型コロナウイルス感染症対応下でこのような重大な任を仰せつかり、身が引き締まる思いです。

私は、糖尿病内分泌内科医として国内外の医療機関で研鑽を積み、2017年当院に戻ってまいりました。以降、糖尿病内分泌内科医として診療活動に取り組むとともに、亀田総合病院の副院長として、この2年間は新電子カルテシステムの導入や災害対応、手術部門の強化、その他各部門とコミュニケーションを深めながら、現場のお手伝いや調整役として働かせていただきました。まだまだ経験は浅く若輩者ですが、幼少期より慣れ親しんだ鴨川・南房総地域、そして亀田総合病院にかける思いの大きさは誰にも負けておりません。

「地方の人口減少」と「東京への一極集中」は、日本全体の問題ですが、当院を取り巻く環境も厳しさを増しているのではないかという声を耳にすることがあります。しかし私自身全くそうは思っていません。当地はまだまだ可能性を秘めた場所だと思うからです。都心まで2時間以内という距離は、アメリカであれば都心通勤圏内であり、生活コストも安く、海や山など豊かな自然環境と食に恵まれ、そしてしっかりとした医療がある。このように暮らしやすい場所は、日本全国どこを探しても鴨川をおいて他にはないと思います。

現にここ3年当院の手術件数は右肩上がりで、医師たちからは「手術室・手術枠がもっと欲しい」といわれている状態です。しっかりとした卒後研修センターや層の厚い指導医陣のおかげで、臨床研修病院としての人気も継続しており、毎年多くの優秀な若手医師が全国からこの地に集まってくれています。

一方で、近隣地域の人口減少は歯止めがかかりません。こうした状況下で医療の質を高いレベルで保ちながら、優秀な人材の確保と魅力的な教育を継続していくには、より広域から患者さまに来ていただかねばなりません。当院でよく耳にするキャッチフレーズに「ローカル&グローバル」というものがありますが、首都圏や海外からの患者さまを増やすことは、決して地元の患者さまをおろそかにするものではありません。質の高い医療を継続的に当地域に還元するための戦略だと考えています。遠方から来院される方々の多くは、亀田ならではの質の高い手術や難しい診断、困難な治療を目的とされる患者さまたちです。そういう方々の期待に応えることで、地域を支える足元を強固にしつつ、より高いレベルの医療を目指して参りたいと思います。

また、昨秋の数回にわたる台風被害に加えこの度のコロナ禍と、予期せぬ災害が続く中、さまざまな緊急の対応を迫られました。こうした経験から、病院は単に病から患者さまを守るだけでなく、関係機関と連携しながら困っている人たちの最後の砦とならなければならないと強く自覚いたしました。

職業的な古い垣根を越えて、さらに当院が地域とともに成長できるよう微力ながら力を尽くしてまいりますので、今後ともご指導の程どうぞよろしくお願いいたします。

プロフィール

亀田俊明(かめだ・としあき)
亀田総合病院糖尿病内分泌内科医師1982年生まれ。2008年、川崎医科大学を卒業後、東京医科歯科大学、JAとりで総合医療センターにて初期研修。2010年、順天堂大学医学部附属順天堂医院・代謝内分泌学講座に入局後、塩田記念病院、伊藤病院に勤務。米国、シンガポールで医療経営を学び、2017年より亀田総合病院糖尿病内分泌内科勤務。現在にいたる。

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